AIとロボティクスによる緊急対応の革新

本イベントでは、緊急対応分野におけるロボティクスおよびAI技術の応用と、高まりつつある重要性に焦点を当てます。

オーストラリア国家ロボティクス戦略の発表を受け、本イベントでは、緊急対応管理におけるロボティクスおよびAIの応用と、高まりつつある重要性に焦点を当てます。

米国国防高等研究計画局(DARPA)の地下チャレンジ(Subterranean Challenge)やプロジェクト・シルヴァナス(Project Silvanus)など、近年の取り組みを通じたロボティクスの進展について議論を行います。また、オーストラリア人宇宙飛行士キャサリン・ベネル=ペッグ氏が、宇宙およびロボティクスが緊急サービスの高度化に果たす役割について紹介します。本イベントでは、これらの分野が直面する機会と課題についても幅広く探ります。

英語

トニー・ヘイメット教授
オーストラリア主席科学顧問
トニー・ヘイメット教授は、2025年1月にオーストラリア主席科学顧問に任命されました。本職においてヘイメット教授は、政府全体の科学技術分野における優先課題に関し、信頼性が高く、独立した、エビデンスに基づく助言を行います。
ヘイメット教授は、国内外の研究連携の強化に尽力してきた、経験豊富な科学者でありリーダーです。日本との関係も長く、1994年には日本学術振興会(JSPS)の支援を受けて初来日し、京都大学で講演を行いました。2024年10月には広島大学で講義を行うとともに、海洋研究開発機構(JAMSTEC)との意見交換も行いました。
ポール・フリック氏
オーストラリア連邦科学産業研究機構〈CSIRO〉 サイバーフィジカルシステム部門 インパクト・リーダー
フリック氏は、3Dマッピング、コンピュータビジョン、ロボティクスの分野において豊富な経験を有しています。CSIROの技術を産業界へ橋渡しすることを目指しています。
ティルタンカル(ティルタ)
バンドパディアイ氏(CSIRO 主任研究員)
ティルタ博士は、CSIROのロボット自律制御チームを率いています。現場作業において人間を支援し、自律的に行動できる高機能ロボットの開発に取り組んでいます。これまでに、自動運転車、海洋ロボット、支援ロボット、狭隘空間の点検ロボット、さらには宇宙用途向けロボットなど、さまざまな分野でのロボット開発に携わってきました。
キャサリン・ベネル=ペッグ氏
キャサリン・ベネル=ペッグ氏は、オーストラリア人宇宙飛行士であるとともに宇宙システムエンジニアです。2023年にドイツで欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士訓練を開始し、2024年4月には国際宇宙ステーション(ISS)ミッションへの参加資格を取得しました。ベネル・ペッグ氏は、オーストラリア国旗の下で宇宙飛行士資格を得た初の人物です。科学および工学の分野で4つの学位を有し、有人宇宙飛行を通じて研究者や産業界への貢献を目指すとともに、次世代に夢と希望を与えることを使命としています。

DARPA image credit on main page: Katrina Lo Surdo, CSIRO

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