日豪協力協定 締結45周年記念晩餐会

日豪間における科学技術分野の研究開発協力45周年を祝して

本ネットワーキング晩餐会は、1980年に締結された「日・オーストラリア科学技術研究開発協力協定」の45周年を記念して開催されるものです。これまでの両国の共同の成果を称えます。

本記念行事は、当省の「サイエンス・ウィーク」プログラムの開幕を飾る主要イベントとして開催されます。この行事は、政府と産業間のネットワーキングを促し、さらなる協力分野を特定する一助となるでしょう。

登壇者

トニー・ヘイメット教授
オーストラリア主席科学顧問
トニー・ヘイメット教授は、2025年1月にオーストラリア主席科学顧問に任命されました。本職においてヘイメット教授は、政府全体の科学技術分野における優先課題に関し、信頼性が高く、独立した、エビデンスに基づく助言を行います。
ヘイメット教授は、国内外の研究連携の強化に尽力してきた、経験豊富な科学者でありリーダーです。日本との関係も長く、1994年には日本学術振興会(JSPS)の支援を受けて初来日し、京都大学で講演を行いました。2024年10月には広島大学で講義を行うとともに、海洋研究開発機構(JAMSTEC)との意見交換も行いました。
ブライアン・シュミット教授
シュミット教授は、オーストラリア国立大学の特別栄誉教授(天文学)です。彼の研究は、超新星、ガンマ線バースト、重力波過渡現象、系外惑星、金属欠乏恒星など、天文学の幅広い分野にわたります。
宇宙の加速膨張に関する研究により、シュミット教授は2011年にアダム・リース氏およびソール・パールマッター氏とともにノーベル物理学賞を受賞しました。
シュミット教授は、オーストラリア科学アカデミー、米国科学アカデミー、そして英国王立協会(ロンドン)のフェローです。1999年には、日本学術振興会(JSPS)のフェローにも選ばれました。
佐藤寿晃
JAXA理事
佐藤氏は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の理事を務めています。1987年に技術者として入構以来、数々の要職を歴任してきました。これまでに、ロケットエンジン、人工衛星、宇宙輸送の研究開発などに携わってきました。現在は、国際関係、研究開発、宇宙教育の分野を担当し、日本の宇宙探査の未来を導く役割を担っています。
ボビー・セリーニ博士
ボビー・セリーニ博士は、オーストラリア国立科学技術センター「クエスタコン」において、副所長兼サイエンス&ラーニング部門ゼネラルマネージャーを務めています。展示やプログラム、各種パートナーシップの創造的な方向性を主導し、推進しています。多様な分野でのSTEM(科学・技術・工学・数学)教育の取り組みにおけるリーダーとして豊富な経験を有し、アジア太平洋地域科学館協会(アスパック/ASPAC)の執行委員も務めています。